美容専門学校のカリキュラム

目次

これまでの高校での学習とはちがい、美容師専門学校では美容に特化した専門的な知識や技術を学んでいきます。具体的にはどんな授業内容となっているのでしょうか?ここでは、美容専門学校のカリキュラムについてわかりやすく解説します。

美容師国家資格を取得するための授業

美容師として働くうえで必要な基礎知識を学べる

美容師専門学校の授業では、化粧品化学、関係法規、美容保健、美容理論、衛生管理学など、美容師として働く際に必須となる基礎知識を体系的に学ぶことができます。美容師国家試験の筆記試験でもこれらの基礎知識を問う問題が出題され、全55問のうち60%以上の正答率に加えて、7科目5分野いずれも無得点分野がないことが合格の基準です。

また、これらの基礎知識は、顧客に安全で効果的な施術を行うためにも欠かすことのできない知識となっています。

美容師国家資格を取得するための実技

座学による授業に加えて、技術を学ぶ実技実習があるのも、美容師専門学校の特徴です。実技実習では、カット、ワインディング(パーマ巻き)、オールウェーブセッティング、シャンプー・ブロー、カラーリングなど、サロンワークに必要な技術を一通り学べる内容が一般的となっています。

美容師国家試験の実技試験では、カット、ワインディング、オールウェーブセッティングで細かい合格基準が設けられていますので、在学中にしっかり実技を学んでおくことが重要です。

座学と実技の両方を効率的に学ぶなら、美容専門学校の美容科や美容師資格が取得できるコースを選択するのがおすすめです。

当メディアでは、大阪・兵庫・京都の美容専門学校の情報をまとめています。その中で、多くの美容専門学校がある大阪と兵庫で通うなら、おすすめの学校3選を紹介。下記のページに掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

美容師国家資格の平均合格率

美容師国家試験の合格率は平均すると60~85%程度と、国家資格の中でも合格率は高めです。最近の合格率では、令和6年度春期が86.5%(合格者数16,888人/受験者数19,523人)でした。試験は春期(2~3月)と秋期(8~9月)の2回実施されますが、美容専門学校生が多く受験する春期の方が合格率は高い傾向にあります。

※参照元:公益財団法人 理容師美容師試験研修センター (https://www.rbc.or.jp/exam/about_result/)

オープンキャンパスが学校選びのカギを握る

一般的な美容専門学校では、化粧品化学や関係法規など美容の基礎知識に加え、カットやパーマなどの実技まで広く学ぶことができます。カリキュラムが気になる学校があれば、オープンキャンパスに参加してみましょう。資料だけでは知ることができない、学校や授業、先輩、講師の雰囲気を知ることができるはずです。