学費以外にかかる美容専門学校の費用は?

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美容師を目指す高校生や保護者の方にとって、専門学校の進学費用は大きな悩みどころ。美容師になるためには学費以外にも道具代や実習費が必要です。しかし、諦める必要はありません。多くの先輩たちが、国の制度や学校独自のサポートを上手に活用して夢を叶えています。

本記事では、関西(大阪・兵庫・京都)の美容専門学校進学を検討している方に向けて、学費以外にかかる費用の目安と、経済的な負担を軽くするための具体的な支援制度についてまとめました。

学費以外にかかる美容専門学校関連の費用目安

美容専門学校のパンフレットに載っている「入学金」や「授業料」以外にも、美容師として必要な道具を揃えるための費用がかかります。中には学費に含んでいる学校もありますが、別途となるケースのほうが多いため、おおまかな費用目安を把握しておきましょう。

  • 受験料(入学検定料):約1〜2万円
    総合型選抜(AO入試)や指定校推薦、オープンキャンパス参加特典などで免除・割引されるケースも多いため、募集要項をよく確認しましょう。
  • 教材費:初年度 約5〜15万円
    教科書代に加え、ハサミ(シザー)、ブラシ、コーム、ウィッグ(練習用マネキン)、メイク道具などの購入費です。
  • 実習費:年間 約20万円前後
    授業で使う消耗品(カラー剤、パーマ液、シャンプーなど)や、ウィッグの追加購入費などが含まれます。
  • 研修費:国内 約3〜10万円 / 海外 約30〜100万円
    国内の有名サロン見学や、海外の美容文化に触れる研修旅行の費用です。海外研修は希望者のみ参加(任意)の場合もあります。

ハサミやメイク道具などはプロになってからも使い続ける「一生モノの商売道具」への投資でもあります。具体的な金額や納入時期は学校によって大きく異なるため、必ず資料請求をして最新の募集要項を確認するようにしてください。

毎月発生する生活費の目安(関西で一人暮らしをする場合)

関西エリア(大阪・京都・兵庫)で一人暮らしをする場合、生活費がどれくらいかかるかも気になるところです。家賃(住居費)は地域や物件(学生寮、学生マンション、アパートなど)によって大きく変わります。

参考までに各エリアの大学生の生活費データをまとめました。金額はあくまでも目安であり、生活スタイルや居住形態(実家通学、寮、下宿など)によって大きく変動します。特に食費や光熱費は工夫次第で節約が可能です。

大阪府の目安

食費は1万円〜1.5万円程度に抑えている学生が多く、家賃(住居費)は2万円〜4万円台がボリュームゾーンです。娯楽費や貯金にも回せている傾向があります。

京都府の目安

家賃(住居費)は3万円〜5万円程度。学生の街ということもあり、比較的リーズナブルな物件も多いですが、歴史的な景観地区などは高くなる傾向も。食費は2万円程度が目安です。

兵庫県の目安

神戸・阪神間エリアなどでは高めになることもありますが、家賃(住居費)の目安は2万円〜4万円程度食費は1.5万円〜2万円程度が一般的です。

美容学生の費用負担を軽くする「4つの支援制度」

美容専門学校には、経済的な理由で進学を諦めないための様々なサポート制度が用意されています。ここでは代表的な4つの制度を紹介します。

1. 日本学生支援機構(JASSO)の奨学金

大きく分けて以下の2種類があります。

  • 給付型奨学金:原則として返済が不要な奨学金です。世帯収入などの条件を満たす必要があります。
  • 貸与型奨学金:将来、就職してから少しずつ返済していくタイプです。無利子の「第一種」と、有利子の「第二種」があります。

さらに、進学する学校が国の高等教育の修学支援新制度の対象校であれば、給付型奨学金に加えて「入学金・授業料の減免」も受けられます。進学先が対象校かどうか、早めにチェックしておきましょう。

2. 学校独自の特待生制度・奨学金

多くの美容専門学校が、独自に学費免除制度を設けています。内容は様々ですが、入試の成績優秀者や、AO入試(総合型選抜)の早期合格者に対して、入学金や授業料の一部を免除するケースが多いです。「やる気」や「高校時代の活動」を評価してくれる傾向にあるため、自分に合った特待生制度がないか各校の募集要項を確認してみてください。

3. 国の教育ローン(日本政策金融公庫)

「奨学金は入学後に入金されるため、入学前の納付金(入学金や前期授業料、道具代など)に間に合わない」という場合に役立つのが国の教育ローンです。公的な融資制度のため、民間のローンに比べて金利が低く設定されており、親御さんが借りる形になります。まとまった初期費用の準備に不安がある場合の強い味方です。

4. アルバイト・サロンワーク支援

美容学生の多くは、飲食店やアパレルなどでアルバイトをしています。中でもおすすめなのが「美容室でのアルバイト」です。学校によっては、提携サロンで働きながら学校に通う「ワークスタディ制度」などを導入している場合もあります。お給料を得られるだけでなく、在学中から現場の技術や接客を学べるため、就職活動でも有利になるでしょう。

まとめ:お金が理由で夢を諦める必要はない

美容専門学校への進学には確かに費用がかかりますが、国や学校の支援制度を組み合わせることで、多くの先輩たちが夢への切符を掴んでいます。「自分はどの奨学金が使える?」「トータルでいくらかかる?」といった具体的な疑問は、各学校のオープンキャンパスや個別相談会で聞いてみるのが一番の解決策です。まずは気になる学校の資料を取り寄せて、プロへの第一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。